【感想】ローマ人の物語 危機と克服
 読んだ本は、こまめに感想を書いていこうと思う。というわけで、日本対オーストラリア戦を見つつ。

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 塩野七生のライフワーク「ローマ人の物語」。この巻で語られているのは、ネロが自殺してからトライアヌスが登位するまでの約30年間。しかし、この期間に皇帝はめまぐるしく変わり、皇帝に即位した人数は7人にもなる。

 これだけめまぐるしく皇帝が変わった背景には、ある意味で、ローマ帝国の健全性や先進性があるようにも思う。というのも、この時期のローマ帝国の皇帝というのは、確かに絶対的な権力を持ってはいるが、独裁者とは明らかに異なるからだ。ローマ皇帝は、建前上はローマ市民の”第一人者”であり、あくまで市民の代表という形を取っている。そして、元老院(議会)、市民、軍隊によるチェックを絶えず受ける。だから、駄目な皇帝はすぐに排除されてしまうのだ。

 しかも、ローマ皇帝は世襲ではない。初代皇帝アウグストゥスは、皇帝交代時の混乱を避けるために世襲による制度を定めるが、これも結局ネロの死によって途絶えてしまう。にもかかわらず、ローマの帝政は、以後数百年にわたって続くのだ。どうやら、ローマ帝国の人々にとっては、血統云々よりも、自分たちの生活の安全を確保してくれる事こそが皇帝に求めるものだったようだ。この意味で、ローマ人はこの上なく practical だったといえる。今のイタリア人からは、想像できないなw。

 
 しかし、今ワールドカップが開かれているドイツは、古代ローマの時代は、ローマとゲルマンが凌ぎを削る地だったわけで、ライン川なんかは、ローマが防衛上の最重要ラインとした川なわけである。それが現在では、日本人に対して「ライン川への飛び込み禁止」のお触れが出たりして、隔世の感を禁じ得ない。これも一つの歴史の楽しみ方、としてもいいのかな?



 終盤、バタバタと点を取られた日本。全体的にミスが目立った気がしたけど、やっぱ残念だなぁ。
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by fkmn | 2006-06-12 23:51 | 日記
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