【感想】解剖男
a0057891_0113429.jpgAmazon.co.jp: 解剖男: 本: 遠藤 秀紀

 小飼 弾さんをして「大変な書き手」と言わしめた遠藤 秀紀さん(先生って呼んだ方がいいかな?)による著書。以前読んだ「人体 失敗の進化史」ではナリを潜めていた遠藤節が、本書では余すところなく炸裂している。

 その遠藤節の最たるものが、以下の一節じゃないだろうか。
毎朝、バイカルアザラシの眼球は、つねに私の脳裡に再現される。刺し込まれたメスの刃先に遺体の筋肉が返してくる抵抗の感触も、ピンセットがほぐしていく遺体の組織の軟らかさも、五感に投じられる遺体の訴えのすべてを、満員電車のなかで私は頭の芯に形作ることができる。
同じく朝の満員電車でこれを読んでいた僕は、ついついこの文章に引き込まれて、一駅乗り過ごしてしまったw(ちなみに、ギリギリで遅刻にはならなかったwww)。

 本書に限らず、遠藤さんの著作はアクが強くて、「奇書」と評されたりもしてるけど、ハマる人にはハマると思う。

 それから、著者自身も面白い。サルの頭蓋骨の山を前にほくそ笑む遠藤さんは、一般人の感覚からすると、"マッドサイエンティスト" と呼んでも差し支えない気がする。
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by fkmn | 2006-09-27 23:13 | 読書記録
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