イノベーションのジレンマ—技術革新が巨大企業を滅ぼすとき
a0057891_071058.jpg
Amazon.co.jp: イノベーションのジレンマ—技術革新が巨大企業を滅ぼすとき: 本: クレイトン・クリステンセン,玉田 俊平太,伊豆原 弓


 結構前に読んだ本なんだけど、内容があまりにも良かったので、何となくビビってしまって、書評する機会を逃してしまったw。でも、書評を書かずにはいられない事も確かなので、思い切ってエントリーしてみる。

 ちなみに、この本は「Life is beautiful」さんのエントリー(図解、イノベーションのジレンマ)で知った。僕のエントリーよりも、こちらの方が、図解入りで分かりやすいかと思う。

 んで、以下からが書評。

 この本に書かれている内容を大雑把に要約すると、「成功した企業が崩壊する最大の原因は、その時点の最大の顧客の声に耳を傾ける(つまりは、企業として健全な経営を心がける)がために、市場に変革をもたらす "破壊的技術" への対応が遅れてしまうことである」となる。

 成功企業は、より収益を拡大するために、顧客の声を聞き入れて、従来の技術に対して "持続的イノベーション" を日々行う("持続的イノベーション" は "改善" と言い換えてもいいかもしれない)。しかし、そこに "破壊的技術" が現れる。"破壊的技術" は、登場した直後は顧客要件を満たすような性能を持ち合わせない。しかし、それが "持続的イノベーション" を積み重ねる事によって顧客要件を満たすようになると、マーケットは一気に "破壊的イノベーション" に移行するようになるのだ。

 ゲーム業界を例にすると、そのメインの市場は次のように遷移してきた事になる。

  アーケードゲーム → 据え置きゲーム機 → 携帯ゲーム機 (→ 携帯電話?)

 業界のメインマーケットが遷移してきた理由を、ユーザーの側から見ると、次のようになるだろう。

・アーケードゲーム → 据え置きゲーム機
「ゲームセンターのゲームは絵が綺麗だし、体感ゲームも迫力あるけど、いちいちゲームセンターまでいくのは面倒じゃない?最近は家庭用ゲーム機でも同じようなグラフィックのゲームがたくさんあるし、そっちの方がすぐ楽しめていいよね。」

・据え置きゲーム機 → 携帯ゲーム機
「家庭用ゲーム機には面白いゲームがいっぱいあるけど、いちいちテレビの前まで行って電源入れるのめんどくさくない? 携帯ゲーム機だったら電車の中でも遊べるよ。それに、最近の携帯ゲーム機はグラフィックも綺麗だよね。」


 僕は、この本を読んで、経済とかマーケティングとか、そういう類のものの見方が全く変わってしまった。商品にしろ、サービスにしろ、何かを作る職業に就いている人は、読んだ方が良い本である事は間違いない。
[PR]
by fkmn | 2006-10-03 23:02 | 読書記録
<< はてなブックマークカウンターで... プロとして知っておくべき事 >>


とあるWebアプリケーションエンジニアの日記
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31
カテゴリ
以前の記事
ブログパーツ
リンク
検索
タグ
最新のトラックバック
プログラミングが「出来る..
from とりあえず9JP?
Genographic ..
from ナンジャモンジャ
ジュセリーノ
from ありの出来事
くちこみブログ集(ライフ..
from くちこみブログ集(ライフ)(..
以降、丁寧語で行こう!
from エッセイ的な何か
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧

fkmnの最近読んだ本 フィードメーター - フッ君の日常 あわせて読みたい AX