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Re: プログラマーに比べ、バイオ研究者に飛び抜けた才能が現れない理由のひとつ
元分子生物学専攻で、ドロップアウト(?*)を経て今IT貧乏(笑)のオレがきましたよ(参考)。
(* いや、ドロップアウトというか、まだライフサイエンス業界には残ってるつもりではあるんですけどね。)


プログラマーに比べ、バイオ研究者に飛び抜けた才能が現れない理由のひとつ - バイオ研究者見習い生活 with IT

で、なんか書こうと思ったけど、個人的には、Hashさんのまとめの意見にほぼ同意。

  • 楽しみながらあれこれ試す風習がない
    • その基盤が未だない
  • ITみたいに、「思い立ったときに何処でも誰でも試行錯誤」ができない。
    • 人工的に生命をあれこれするわけだから、バイオハザードを考えると無理。
    • 施設と知識がなければ、そもそものスタートラインにたてない
      • 対してITは、たとえば僕が自宅の古いWindowsにLinux入れたいと思ったらWebに必要なリソースと情報がすべて揃っている
  • 試行錯誤の1サイクルが長い
    • 遺伝子組み替えて一晩、培養して一晩…
    • 1年研究してても、方向転換は1,2回まで
  • 扱う対象が生命であるため、おもしろがってハックすると倫理的にいろいろ言われる
  • 操作とその効果がすぐ目に見えない。
    • 視覚化それ自体が研究テーマになるくらい


 ただし、一カ所だけツッコミ。
でも現状は、プライベートなバイオロジーという考え方自体が不可能なわけで。
これはそんなことないですよ。Make Vol.2 では、「バックヤード・バイオロジー」という特集が組まれています。表紙にはでかでかと「生物をハックする」という文字が。家庭にある材料で、電気泳動とかPCR装置を作ったりする方法が紹介されてます(サンプルPDF はこちら)。

 こういう「バックヤード・バイオロジー」みたいなことが一般的になってくれば、日本からもいろんな才能が出てくるのかもしれませんね。
 

Make: Technology on Your Time Volume 02
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by fkmn | 2008-04-14 23:55 | ライフサイエンス
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