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On Lisp 第14章 アナフォリックマクロ
 アナフォリックって何かと思ったら、要は Perl の $_ に相当するものだとのこと。考え方自体は割と単純。試しに、aif を Ruby でそれっぽく実装してみると、こんな感じか。
def aif(test, &then_form)
@it = test
if @it
then_form.call
end
end

aif 'a' do
puts @it #=> a
end

ただ、else は簡単には再現できそうにない。この辺りでマクロの強力さを思い知る。

  - アナフォラ => 「それ」、「it」、Perl の $_
- 意図的にシンボル it を補足する
- 意図的に変数補足を行うマクロのエクスポート
=> 補足されるシンボルのエクスポートも必要
* パッケージ foo 内の (捕捉される) it は、フルネームでは foo:it

14.1 アナフォリックな変種オペレータ
- アナフォリックな if, when, while, and, cond, lambda, block の例

14.2 失敗
- 真、偽、失敗の判別
=> 多値を利用する
* gethash は、第一返り値がデータ、第二返り値が成功 or 失敗の表現
3通りの場合を判別するイディオム (マクロによる隠蔽が有効)
(defun edible? (x)
(multiple-value-bind (val found?) (gethash x edible)
(if found?
(if val 'yes 'no)
'maybe)))


# 関数をクロージャとして使うテクニック (イディオム?)
# 図14.4 で gensym の複数回評価を避けるために使用
(let ((x 0))
(defun inc ()
(setq x (1+ x))))
(inc) ;=> 1
(inc) ;=> 2
(inc) ;=> 3


14.3 参照の透明性
- Gelernter と Jagannathan の (プログラミング言語に対する) 定義
1. どの部分式も、値の等しい別の式に置き換えることができる
2. 同一コンテキスト内では、同じ式はどこで何回使われても同じ値を返す



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by fkmn | 2009-12-02 23:55 | 一人読書会
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