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【感想】食品の裏側—みんな大好きな食品添加物
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Amazon.co.jp: 食品の裏側—みんな大好きな食品添加物: 本: 安部 司


 食品添加物の元セールスマンが書いた食品業界の暴露本。内容については、僕がどうこう言うより、以下の「商品の説明(Amazonより)」を読んでもらった方が早いと思う。
だが、製造現場を見てきた著者はこう描写する。「形はドロドロ。水っぽいし、味もなく、そのままではとても食べられるシロモノではありません」という牛のクズ肉を、安い廃鶏のミンチ肉と組織状大豆たんぱくで増量し、20~30種類の食品添加物を加える。ミートボールの正体は「もはや添加物のかたまりと言ってもいい」得体の知れない食べ物だった。
(中略)

しかしある日、著者の娘の誕生日に、件のミートボールがテーブルに並んだ。うれしそうにほおばる娘を見た時、著者は反射的に皿を取り上げ、中身を捨てた。「生涯の仕事」と思っていた添加物セールスが「死の商人と同じ穴のむじな」に思え会社を辞めた。


 ただ、現在の私たちの食生活が食品添加物とは切っても切り離せないのは、ご存知の通り。筆者のアンビバレントな文体(ある章では食品添加物を全否定するような言い方をしておいて、別の章では「食品添加物の恩恵を忘れてはいけない」と言う)にも、それが表れている。

 重要なのは、「知る事」、「考える事」、そして「感謝する事」だと思う。
 加工食品は子どもたちに、「食とはこんなに簡単に手に入るものだ」と思わせてしまう。それを教えてしまう。
 それが一番怖いのです。
(中略)

 食べ物のありがたさ、手に入れることの難しさ−そういうことを、いまこそ子どもたちに教えていかなければいけないと思うのです。
という筆者の言葉には、ただただうなずくしかない。
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by fkmn | 2006-07-31 23:09 | 日記
【感想】ヴァルキリープロファイル2 -シルメリア-
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公式サイト:ヴァルキリープロファイル2 シルメリア|VALKYRIE PROFILE SILMERIA

 ノーマルエンディングまで見たところ。これから隠しエンディングと隠しダンジョンに突入します。その前に一応感想を。


 前作が神ゲーだっただけに、それなりに期待してた今作。だけど、その一方で、トライエースの一つ前の作品(「ラジアータ ストーリーズ」)が、あまりにもアレな出来だったので不安も大きかった。というか、前作の発売から6年以上経ってから続編を出すって時点で、怪しさ満点だったわけだけど(笑)。

 そんなわけで、結論から言えば、買って良かった。いやー、安心した。さすがに前作と同じような評価は出来ないけど、良作といっていいゲームだと思う。前作との話の絡め方や、終盤あたりで話が途方も無く大きくなるのも、いかにもトライエースっぽくて、思わずニヤリとしてしまったり。

 ただし、完全に楽しむためには、前作のプレイが必須。そう言い切れるぐらいストーリーの繋がりが強い。だからこそ後半で俄然盛上がってくる訳だけど。

 それから、今作でもレザードが良い味出してる。主に変態面で(笑)。もうちょっと邪悪さがあっても良かったと思うけど(キャラの造形も含めて)。

 なんだかもう一回前作をやりたくなってきたなぁ。PSP版の「ヴァルキリープロファイル -レナス-」は、買ったけどまだやってないんだよね(笑)。隠しダンジョンクリアしたらやろうかな。
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by fkmn | 2006-07-30 23:28 | ゲーム
ミツバチも「覚悟はいいか? オレはできてる」と言っているに違いない
「日本のスズメバチvsヨーロッパのミツバチ」のムービー - GIGAZINE
3万匹もいるミツバチの巣がわずか数十匹のスズメバチに襲撃されて全滅する戦慄のムービーをどうぞ。


 上で紹介されている動画のミツバチはやられっぱなしだが、スズメバチに対抗する手段を持ったミツバチもいる。この動画を見て、数年前に或るシンポジウムで聞いた話を思い出した。


 襲ってくるスズメバチに対して、ミツバチはスズメバチを集団で取り囲み、熱殺するという対抗手段をとる(ニホンミツバチの集団防衛)。
オオスズメバチの攻撃に対する対抗手段として,ニホンミツバチは蜂球を作りオオスズメバチを熱殺するという戦術をとります.オオスズメバチが46℃で死亡するのに対して,ミツバチは48℃まで耐えられるというこの温度差を利用したもので,ニホンミツバチの巣の近くにオオスズメバチの死体が落ちているのをよく見かけます.

 もちろん、スズメバチに積極的に襲いかかり、自身の限界ぎりぎりまで体温を高める必要があるので、犠牲がゼロで済むわけではない。ミツバチにとっては大きな危険を伴う行動で、集団を守るための利他的な行動だと言える。ただ、このような行動をとるミツバチは集団の中でも一部の個体だけで、すべての個体が勇敢にスズメバチに立ち向かうわけではない。

 で、東大の研究チームが、攻撃性を見せる個体とそうでない個体の違いに興味を持って、両者の遺伝子発現の差異を調べたところ、攻撃性を見せる個体にだけ、あるRNAが存在している事が分かったらしい。そして、ここが一番面白いところなんだけど、そのRNAの由来を調べたところ、実はそのRNAは、ミツバチのゲノムDNAから転写されたものではなく、ミツバチに感染したウィルスのゲノム由来のものだということが分かったのだとか(Kakugo virus --東京大学大学院理学系研究科生物科学専攻細胞生理化学研究室)。

 このウィルスを発見した研究チームは、ウィルスに"Kakugo"という名前をつけて、さらに詳細にウィルス感染とミツバチの攻撃行動の関連を研究中だ、というのがシンポジウムで聞いた話だった。いろんな意味でキャッチーな話だったので、よく覚えている。


 蛇足になるけど、Kakugoウィルスの話からさらに連想して、「ジョジョの奇妙な冒険 第5部」の名ゼリフを思い出した。それがタイトルのセリフ。ミツバチとブチャラティの姿が妙に重なってしょうがない(笑)。
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by fkmn | 2006-07-29 23:30 | ライフサイエンス
僕は「団塊エンジニア」らしい(笑)
あなたは多数派?少数派?エンジニア的「究極の選択」/Tech総研

 割と真面目に回答してみたところ、僕は「団塊エンジニア」だとの事。

 というか、「少数派の方が優秀」みたいな判定の仕方は何なのだろう?それだと、カリスマエンジニアになるには、納期なんて守っちゃいけない事になるんだけど(笑)。まぁ、タイトルどおり、自分が多数派なのか少数派なのかを知りたいだけだったら、それなりに面白いかも。

 それから、このページの評価が表示されてるんだけど、
■7/26時点のみんなの評価 平均点(Ave.) 85.0点、 標準偏差(σ) 15.0
・・・ちょっと高すぎない?これだと、約2/3の人が70-100点をつけてる事になるんだけど・・・。僕的には60点。
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by fkmn | 2006-07-27 23:54 | IT
そんなこと、言われなくたって分かっている
13Hz!: 優秀なエンジニアから引退していく、日本のIT業界

 はてブのコメントでは否定的な意見が目立つけど、間違いなくこのエントリーは真実を述べている。僕の職場、もしくは競合他社を見ていても、辞めるのは優秀な人からと相場が決まっている(多少の例外はあるが)。

 ただ、優秀な人から辞めるといっても、実は以下の2つのパターンがある。
  1. 優秀であるが故に、この業界で働く事の限界を察知してしまう。そして、他業種へ転職する。
  2. 優秀なので他人よりも多くの仕事を回される。それを片付けても、次から次へと仕事を回されるので、最終的に精神を壊して退職する。

 そして、エンジニアとしての道を極めても、大して重宝されるわけではない。ただ、他よりも使える駒として使い捨てられるだけだ。将棋の飛車や角みたいなものと言って良いかもしれない。

 ただ、一番問題なのは、エンジニアが自分の仕事に誇りを持てない事じゃないだろうか?自分の仕事に誇りを持てれば、ある程度仕事がキツくても、やっていけると自分は考えている。けど、「自分の代わりなんて他に誰でもいる」、などと他人から考えられているかと思うと(つまりは、周りから使い捨て可能な人間だと思われている と考えると)、とたんに職場から逃げ出したくなるのが、この業界の現実だ。
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by fkmn | 2006-07-24 23:51 | IT
【感想】わかったつもり 読解力がつかない本当の原因
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Amazon.co.jp: わかったつもり 読解力がつかない本当の原因: 本: 西林 克彦



 私たちは、どのようにして「わかったつもり」の状態になってしまうのか? この本は、そんな文書理解のメカニズムに関して、書かれている。

 この本で扱われているのは、認知科学とか認知心理学とか呼ばれる分野なんだろうけど、基本的に読み手側からの視点のみに留まってしまっているのが、気になった。つまり、「どうしたら誤解無く文章を読む事が出来るのか?」という事についてだけを解説していて、さも、誤解するのは読み手が悪いと言わんばかりなのだ。

 以前のエントリーでも書いたけど、誤解の生じる責任の半分以上は、文章を書いた人間にあると僕は思っている。そういう意味で、読書側にだけ責任を求める本書のスタンスだけは、僕には賛成できなかった。ただし、賛成できないのはその一点だけ。解説されている文章理解のメカニズムは、とても参考になる。


 せっかくなので、本書のまとめを裏返して、分かりやすい文章の書き方のまとめにしてみた。

1、文章や文の部分間に関連がつくと、「わかった」という状態を生じる
 これは、本書のまとめのまま。これに関連する Tips として、「接続詞を正しく使う(曖昧接続の”が”を使わない)」とか、「ある文の主語は、前文に出てきた単語を使う」とかがあげられる。

2、文脈がわからないと「わからない」
 つまり、文脈をはっきりさせると分かりやすくなる。文章は概要から詳細へ書くと分かりやすい、というのは、文脈をはっきりさせるため、と考える事が出来る。

3、文の途中で、文脈に対する矛盾や無関連が生じると、読者はより深く読もうとする
 文の途中で、反論や主張と矛盾する話をいれると効果的。これはつまり”起承転結”の”転”にあたる。


 ということで、文章力を高めるためにも役立つ本だと思う。「敵を知り 己を知れば 百戦危うからず」ってとこだろうか?(ここでの”敵”は、当然読者の事ね。別に戦ってるわけじゃないけど(笑))
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by fkmn | 2006-07-23 23:38 | 日記
Haskell はじめました
 小飼さんのブログ結城さんのブログを読んで、Haskellを勉強したくなったので、「ふつうのHaskellプログラミング(通称"ふつける")」を買ってきて勉強し始めた。

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Amazon.co.jp: ふつうのHaskellプログラミング ふつうのプログラマのための関数型言語入門: 本: 青木 峰郎,山下 伸夫


 勉強の内容は、別のブログで書く事にした。以前、情報処理試験のDB受験の時に Doblog でブログを作ったんだけど、使ってみるとこれが使いにくかったので、FC2 に再度ブログを作り直して、ついでに Doblog のデータも移行。

フッ君の勉強部屋

 というか、秋の情報処理試験も後3ヶ月後なんだよなぁ・・・。前回の試験は3ヶ月前ぐらいの時期には勉強を始めてたから、そっちの方もそろそろ始めないと・・・。

追記
 青木 峰郎さんという方が著者なんだが、「ふつける」とブログのテンションが全然違って、面白いなぁ(笑)。
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by fkmn | 2006-07-22 23:31 | 日記
上司になったつもりで仕事をする
経験を“濃縮”して積む方法を考えた〜日本ランズエンド社長 林 恵子氏 - ポジティブワーカー列伝~だから挑戦し続けられる - nikkeibp.jp
Ogishima Blog 2.0 さん経由)


 学生の頃、教授にも同じ趣旨のことを言われたことを覚えている。学部生は MC のつもりで、MC は DC のつもりで、DC だったらポスドクのつもりで研究に取り組みなさい、という事を言われた。他にも色々言われた事はあるけど、この言葉だけは頭のどこかに残っていて、一応そういう”つもり”で学生の頃は研究していた。

 でも、会社に入ってからは、あまりこういう事を意識する事はなかったなぁ。もう一度、この辺を意識して、色々取り組むようにしたいなぁ。

 ただ、どうして意識しなくなったか、という事ははっきりしている。自分が上司の立場だったら絶対にしないような事を、上司がするからだ。「こんな風になりたくないなぁ」とか考えてると、上司の立場に立ちたくなくなるのだ。
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by fkmn | 2006-07-20 23:35 | 日記
銃夢 Last Order 9巻
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銃夢 Last Order の第9巻がでた。
(*エロい表紙だけど、18禁ではない。念のためw)


 僕の人生観に多大な影響を与えたといっても過言ではない「銃夢」。「Last Order」になってから、勢いが落ちた感じは否めなかったけど、8巻から9巻にかけての『文明復興編』はとても”良い”。主人公のガリィが全然活躍してないけど(というか、この9巻には主人公が全く出てこない)。

 木城作品には、退廃的な世界がやはりよく似合う。10巻以降も、このペースを維持してくれると、銃夢ファンとしては嬉しいなぁ。
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by fkmn | 2006-07-19 23:26 | 日記
「Nucl. Acids Res. Web Server issue」が出た
tetraの外部記憶箱」さんより(NARのページはこちら

 それにしても、この量は何だろう・・・。タイトル眺めつつ、気になるのは Abstract を読んだりして、さらに気になるのは実際にちょっと使ってみたりしてたら、1-2時間はあっと言う間ですよ。

 ただ、ある意味 絶好のまとめページとも言えるわけで、個々をチェックしつつ、全体の流れをつかんでおきたいところ。全体的な雰囲気としては、タンパク質関係のツールが多い感じがする。


気になったサービスを一つメモ。

CUPSAT
 点突然変異導入後のタンパク質の安定性を予測するツール。PDBに登録されている構造(もしくは、自分で作成したpdbファイル)を利用して、任意のタンパク質の1つのアミノ酸を置換した場合の安定性を予測してくれる。

 試しに、過去作った事のある変異タンパクをツールにかけてみた。うーむ・・・、あまり精度よく予測してくれない・・・。やっぱ、この辺の技術は難しいんだなぁ。
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by fkmn | 2006-07-18 23:47 | ライフサイエンス


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