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IT に対する認識の致命的なズレ
真髄を語る 経営者がITを理解できない本当の理由

 読んで参考になる部分もあったが、全体的な論調にはとても違和感を感じた。

 で、自分でもゴチャゴチャ考えたりして、これに関連したエントリーでも書こうかと思っていたんだけど、分裂勘違い君劇場さんのエントリー(「IT投資」という考え方そのものが間違っている)が、この上なく素晴らしかったので、みんなこっちを読んだ方が良いと思う。

 んで、だ。ソフトウェア開発の本質に関しては、「分裂勘違い君劇場」の中の人の言っている事が、まさに正論だと思う。けれど、なんだかんだ言って、経営者が「IT」を投資としてとらえるのも、今後20年ぐらいは変わらないだろう。

 ああ、悲しきすれ違い。

 さて、このすれ違いは、どのようにして解決すべきなんだろう?答えの分かる人は、コメント欄でどうぞ(と、問いを投げかけて終わってみる)。
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by fkmn | 2006-09-29 23:43 | IT
普及したもの勝ち?の略称の世界

 確かに、Wikipediaの事を "Wiki" って略されたり、ハードディスクの事を "ハード" って略される事には抵抗あるなぁ。

 でも、そう考えると、IPアドレスの事を "IP" と略すのだって、同じレベルのヤバさになる気がする。IP (Internet Protocol) で使用されるアドレスだからIPアドレスなわけで。

 さらに、携帯電話を "携帯" と略すことになると、これはもう、技術的問題を越えて、日本語として崩壊している。「携帯持った?」みたいなフレーズは、冷静に考えると、「危険が危ない」とか「頭痛が痛い」とかいうフレーズと同じくらいヤバい(文章であれば、 "ケータイ" と表記する事で、あまりヤバくはなくなるけど)。

 でも、 "IP" とか "携帯" とかは、今や普通に使うよなぁ。10年と言わずとも、3-4年もすれば、 "Wiki" と言ったら Wikipedia を指すのが普通になってるのかもしれない、とか考えてみたり。で、「Wikipedia を "Wiki" とか略してんじゃねーよ」と新人に注意すると、「オヤジウゼェw」みたいな事を言われるわけだ。← 考え過ぎww
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by fkmn | 2006-09-28 23:54 | 日記
【感想】解剖男
a0057891_0113429.jpgAmazon.co.jp: 解剖男: 本: 遠藤 秀紀

 小飼 弾さんをして「大変な書き手」と言わしめた遠藤 秀紀さん(先生って呼んだ方がいいかな?)による著書。以前読んだ「人体 失敗の進化史」ではナリを潜めていた遠藤節が、本書では余すところなく炸裂している。

 その遠藤節の最たるものが、以下の一節じゃないだろうか。
毎朝、バイカルアザラシの眼球は、つねに私の脳裡に再現される。刺し込まれたメスの刃先に遺体の筋肉が返してくる抵抗の感触も、ピンセットがほぐしていく遺体の組織の軟らかさも、五感に投じられる遺体の訴えのすべてを、満員電車のなかで私は頭の芯に形作ることができる。
同じく朝の満員電車でこれを読んでいた僕は、ついついこの文章に引き込まれて、一駅乗り過ごしてしまったw(ちなみに、ギリギリで遅刻にはならなかったwww)。

 本書に限らず、遠藤さんの著作はアクが強くて、「奇書」と評されたりもしてるけど、ハマる人にはハマると思う。

 それから、著者自身も面白い。サルの頭蓋骨の山を前にほくそ笑む遠藤さんは、一般人の感覚からすると、"マッドサイエンティスト" と呼んでも差し支えない気がする。
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by fkmn | 2006-09-27 23:13 | 読書記録
Line Rider が面白い
 GIGAZINEで紹介されていたので知っている人も多いかもしれないが、「Line Rider」というゲーム(?)が面白い。

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 マウスで書いた線がそのままコースになって、そのコースをそりが滑ってくれる、というもの。YouTube にも早速、自分で作ったコースの動画をアップロードしている人たちがいて、特にはてブの注目の動画にもなっていたこのコースなんかはもの凄い。

 まだ、今は、線を書くツールがフリーハンドのペンしか無かったり、消しゴムが無かったり、Undo 出来なかったりと、微妙に不満点も多いけど、ツールをもう少し充実してくれれば、かなり遊べそう。今後に期待。
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by fkmn | 2006-09-26 23:12 | 日記
【感想】若者はなぜ3年で辞めるのか?
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Amazon.co.jp: 若者はなぜ3年で辞めるのか? 年功序列が奪う日本の未来: 本: 城 繁幸

著者の 城 繁幸 さんのブログ

「たつをの ChangeLog」さんのエントリーを読んで、ついつい本屋にダッシュしてしまった。

 弾さんも仰るとおり、本書のテーマは副題の「年功序列が奪う日本の未来」の方にある。

 そもそも "年功序列" というのは、若者の未来を資源として成り立つものではないだろうか?「若い頃に苦労すれば将来楽が出来る」というお題目を掲げて、働き盛りの人間を低賃金で酷使するのが "年功序列" だと、僕は考えている(言い過ぎ?)。

 このモデルは、本当に嫌になるぐらい日本に染み付いていて、「産」・「官」・「学」の全てが "年功序列" のシステムで動いている (蛇足として付け加えれば、お笑いタレントだってそうだ)。

 だが、日本の未来の総量が少なくなるにつれて、年功序列は成り立たなくなってきた。しかし、未だに日本人の意識からは年功序列を除き去る事が出来ない。それが、今現在の「日本の閉塞感」を生み出しているわけである。

 この本によって、確かに著者の言う通り「閉塞感の正体」ははっきりした。けれど、大事なのはそんな状況において何をするか?だ。ぶっちゃけ、僕のフットワークがもう少し軽ければ、ヨーロッパかアメリカ辺りに逃げ出したい気もするが(笑)、なかなかそうもできない以上、日本でなんとかする必要があるわけで。

 なかなか具体的にどんな行動を起こすべきかという考えは浮かんでこないけれども、とりあえずこんなエントリーを書く事で始めてみようと思う。
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by fkmn | 2006-09-24 23:18 | 日記
【感想】FINAL FANTASY III
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公式サイト:FINAL FANTASY III

 やっとこさクリアした。ラストダンジョンを約2時間かけてラスボスまでたどり着いたあげくに、惨殺されるというお約束もあったり。(ちなみに、クリア時間は約21時間)

 ファミコン版からDS版への移植にあたって、グラフィックが2Dから3Dに変更されたり、ジョブシステムにアレンジが加えられた部分も有るけれど、全体としては忠実な移植だと思う。

 けれど、だからこそ満足できない部分がある。ファミコン版FF3以降のFFシリーズで培われてきた細かいノウハウが、このDS版FF3には全く活かされていない。ホントに細かい話になるが、気になった点を以下に挙げてみる。
  • 戦闘中にAボタンを押しっぱなしにしてもコマンドを決定してくれない(いちいちAボタンを連打するのが面倒)
  • 戦闘コマンド選択時に左右を押すと "防御" や "前進/後退" を選べるようにしても良かったのでは?(FF4以降では標準のコマンド仕様だったのに・・・)
  • Lボタンを決定ボタンとして使えない。(Lボタンで決定できるようになれば、左手だけで操作できたのに・・・)

 それに、隠し要素(タマネギ剣士や隠しボス)をオープンするには、わざわざ通信を使った手紙のやり取りをしないといけないのが、これまたマイナス。しかも、メッセージは1時間に1回しか送れないとか、訳分かんない。こんなもの使って7回もメッセージ送れだなんて、正直勘弁してください・・・。

 とまぁ、いろいろ文句を言ってみたけれど、なんだかんだ言って、それなりに楽しんだと思う。やっぱ RPG は20時間前後で終わるぐらいのがちょうど良いよね。
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by fkmn | 2006-09-23 23:17 | ゲーム
日本のソフトウェア会社の "ダメダメな" キャリアパス
 「日本のソフトウェア産業に開発力が無くなってきた」という話を、チラホラと周囲で聞く事が多くなって来たんだけど、それについて思うことがあったので、書いておきます。

 要は、キャリアパスに問題があるんじゃないかと、そういう話。

 日本の多くのソフト会社のキャリアパスというのは、(会社によって微妙な違いはあるだろうが)以下のようなものがほとんどではないだろうか?

 見習い → テスタ → プログラマ → SE (設計や顧客対応) → プロジェクトマネージャー → 課長/部長

 もちろん、テスタやプログラマを経ずにSEから始まる場合も多いだろうが、最後は管理者になるという意味では、変わらない。

 そして、この結果生じるのが、システム開発あるいはソフトウェア開発の各工程における、プロの不在である。上述のような典型的なキャリアパスを採用している企業の場合、各工程はそれぞれ以下の年次の社員によって担当される事になる。
  • テスト:1-2年目
  • 実装(プログラミング):2-5年目
  • 設計:4-8年目
  • プロジェクトマネジメント:7年目以降
(x年目という数字については、大体の値を示したが、そうそう大きく外してはいないはずだ。)

 つまり、年数を経るにつれて、どんどん上流工程へと社員がところてんのように流されてしまうわけだ。"設計一筋十数年" なんて社員に出会う事は、まず無いと言っていい。この結果、設計経験3-4年ぐらいの社員が設計したものを、これまた実装経験3-4年ぐらいの社員が実装して、それを新入社員がテストする、なんていう素人集団のプロジェクトが完成するわけである。これじゃ、開発力が無くなるのも当然だ。

 結局は、社員全員を器用貧乏なゼネラリストとして育成しようとしているのが問題なのである。プロのプログラマやプロの設計として生きる道を、企業側はもう少し積極的に提供しても良いのではないだろうか?それこそ、プロマネよりも高待遇のプログラマが普通に存在するような状況が望ましいと、個人的には考える。
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by fkmn | 2006-09-21 23:20 | IT
ブログ運営に関する著作権
「ブロガーのための著作権講座」(asahi.com :てくの生活入門 - be-business) (「5号館のつぶやき」さん経由)

 こういう明確な指針を示してくれるとありがたい。自分でも気をつけているつもりだけど、やっぱり不確かな部分っていうのはあるわけで。

 冒頭に三カ条が挙げられているので、引用。
三カ条一、記事の掲載は「公正な引用」の範囲内で二、家族・友人でも写真掲載には許可が必要三、マンガのキャラクターなどの掲載は不可

 とりあえず、このブログの場合は、この三カ条に反するようなものは無いので大丈夫そう。「公正な引用」っていうのが、どの程度のものを指すのか若干疑問が残るけど。


 で、著作権を侵害しないための対策はこれでいいとして、著作権を侵害された場合ってどうすればいいんだろうか?他人のブログにエントリーをまるまる転載された、って事件も無いわけではないし、最近では、マスコミがブログの記事を無断引用する、または引用した事は断りがあっても、引用元を明記しない事も多い。

 せっかくWeb上に自分の文章を公開するんだから、ブロガーは、自分の著作権を守る方法に付いても、考えておく必要があると思う。

 ただ、対策と言っても、今思いつくのは、「著作権侵害をネタにエントリーを書く」ぐらいのものしか無いけれど(9/18 追記)。
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by fkmn | 2006-09-18 22:58 | 日記
ブログに双方向性なんて無いのかもね
 金曜日の会社の飲み会で、「実はブログ見てるよ」みたいな告白を数人に受ける。僕のブログだと知って読んでいながら、僕には何も言ってこない人っていうのは、意外に多いらしい(単に言いそびれているだけなのかもしれないけど)。実は、上司とか、同じ会社の別の部署の人とか、お客さんとかにも読まれてたりして・・・、とか考えると、微妙に不安になってみたり。

 そんな状況を鑑みると、「ブログには双方向性がある」とか言われても、なんだかなーと思ってしまう。トラックバックとコメント欄を根拠に「双方向性がある」って言われてるんだろうけど、トラックバックなんてブロガー同士じゃないと使えないし、コメント欄だって従来の掲示板みたいなシステムと何も変わらない。

 ブログは、Web上で発信者になる敷居を下げはしたけど、書き手と受け手の構図を変えるところまでは出来てないよねって、なんか今更な事を考えてしまった(笑)。


 それから、そもそも自分が読んでる事を知られたくないって人もチラホラ。proxy を3つぐらいはさまないと Yahoo すら見られないって病的な人もいたw。このブログもアクセス解析を付けているけど、興味があるのは、どのページが読まれているかであって、どこからアクセスされたかっていうのは、基本的には見ていません。なので、あんまり神経質にならないでくださいなw。
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by fkmn | 2006-09-17 00:07 | 日記
【感想】ローマ人の物語 賢帝の世紀
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Amazon.co.jp: ローマ人の物語〈24〉賢帝の世紀〈上〉: 本: 塩野 七生
Amazon.co.jp: ローマ人の物語〈25〉賢帝の世紀〈中〉: 本: 塩野 七生
Amazon.co.jp: ローマ人の物語〈26〉賢帝の世紀〈下〉: 本: 塩野 七生

 塩野七生のライフワーク「ローマ人の物語」。この巻で語られているのは、トライアヌス、ハドリアヌス、アントニヌス・ピウスの3人の皇帝の治世である。同時代人には「黄金の世紀」と呼ばれ、後世からも「五賢帝時代」と評されるこの時代は、間違いなくローマ絶頂の時代だったのだろう。

 この巻に登場する3人の皇帝は、それぞれが「賢皇」と評されるのだけれども、3人ともが全くタイプの違う人間であるのが面白い。ダキア戦役に勝利して、ローマ帝国の領土をローマ史上最大にまで拡張したトライアヌス。ローマ帝国各地を自分の足で回り、システムの再構築に腐心したハドリアヌス。新しい事は何もしなかった(つまり、うまく回っているシステムに余計な手心を加えるような事はしなかった)アントニヌス。特に、トライアヌスからハドリアヌスへの流れは、カエサルからアウグストゥス、ティベリウスへの流れを彷彿とさせて、面白い。

 巻の最初のほうで、著者は
では賢帝とは何であったのか、どのような理由でローマ人は賢帝と賞賛したのか
として話を始めている。そして、この問いに対してマキアヴェッリを引き合いに出して、以下のように述べている。
政治評論家マキアヴェッリによれば、リーダーには次の三条件が不可欠となる。「力量」、「幸運」、「時代への適合性」である。力量があり運に恵まれていても、その人が生きる時代の要請に応えうる才能を欠いていたのでは、良きリーダーではないというのが、マキアヴェッリの考えであった。
これ以上腑に落ちる解説は無いのではないかと思う。思わず、マキアヴェリの「君主論」を読みたくなってしまった。


 余談になるが、著者の”女性に対する厳しさ”は、この巻でも相変わらず健在だ。特に、ハドリアヌスに寵愛されたアンティノーという美少年の彫像を見ての、以下の感想には思わず笑ってしまった。
アンティノーの彫像を見ていて感ずるのは、ゼロとしてもよいほどの知性の欠如である。(中略)瑞々しい若さの美少女が、少年に形を変えただけのようにも見える。
これじゃ、全ての少女には知性が無いって言ってるようなもんじゃないですか(笑)。
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by fkmn | 2006-09-16 23:50 | 日記


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