【書評】ウェブ人間論
Amazon.co.jp: ウェブ人間論: 本: 梅田 望夫,平野 啓一郎
ずいぶんあっさりと読み終えてしまって、「あれ?もう終わり?」という印象だった。確かに読みやすくはあるんだけど、議論がフワフワと上辺をさらうばかりで、少し物足りなかった。しかも、「ウェブ」と銘打ってあるものの、ほとんどがブログと Google の話に終始してしまっているのが残念。第三章で全体を俯瞰した話になって期待させるんだけど、結局、第四章でブログの話に戻ってしまう。 本書は、雑誌(フォーサイト)での対談企画を新書化したものらしいが、確かに雑誌の企画なら、こういう対談もアリだと思う。けれど、これが本という体裁を取るとちょっと違和感がある。ただ、はっきりいってフォーサイトを買うよりは新書の形で買う方が格段に敷居が低いので、その点はありがたいんだけど(笑)。 個人的には、梅田さんと平野さんの「ウェブ」に対するスタンスの違いが見所かと思う。平野さんは「ウェブ」に対して「畏れ」や「疑い」といった感情を持っているのに対して、梅田さんが「ウェブ」に対して持つ感情は「愛」と言ってもいいんじゃないだろうか? まぁ、そんなわけで本書のみではそこまで面白いわけではないけど、そこは「あちら側」の住人の梅田さん。名だたるブロガーの方々に献本をして書評を書いてもらっています。そして、その書評が読み応えがあるものばかり。本書と合わせてこれらの書評を読むと、結構な満足感が得られます。というわけで、以下、本書の書評へのリンク(順不同)。
by fkmn
| 2006-12-26 23:25
| 読書記録
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